コーヒー豆の三大品種と味わいの違いをご紹介します

豆知識

コーヒーベルトって聞いたことがありますか?

赤道を中心にして、「北緯25度南緯25度」がコーヒーの産地に適したコーヒーベルトと呼ばれる地域です。コーヒーノキは寒さに弱く、霜が降りると枯れてしまいます。また暑すぎる気候も栽培には適していません。暑い国の高地で、平均気温が20℃前半くらいが良いとされています。

豆と呼んでいますが大豆や穀物などではなく、フルーツの仲間です。アカネ科コーヒーノキ属、コーヒーチェリーと呼ばれる赤い果実の中の種子が、コーヒー豆になります。

老舗の喫茶店やカフェでも、自家焙煎で豆を使われているお店が増えています。お店を訪れるときや、自宅用に購入するときの参考になれば幸いです。

この記事では、代表的な品種や原産国を紹介していきます。

3つの品種

大きく分けて、この3つの品種があります。

アラビカ種:原産地はエチオピア。世界で最も多く生産されている品種です。とてもデリケートで、突然変異や品種改良でできた、ティピカ種やブルボン種、カトゥーラ種などがあります。

ロブスタ種:原産地はコンゴ、正式名称はカネフォラ種ロブスタという。世界でアラビカ種の次に多く生産されている品種です。丈夫なのが特徴で、インスタントコーヒーや缶コーヒー、業務用ブレンドコーヒーによく使われています。

リベリカ種:原産国のリベリアで生産され、際立ったメリットがなく生産量は少ない。国内消費される程度で輸出はありません。

私たちが消費している豆は、アラビカ種が中心となっています。丈夫な苗を育てるために品種改良がされて、とてもたくさんの種類を知ると思います。

地域ごとの味わい

アフリカ地域:エチオピアやケニア、ルワンダ、ブルンジなどの産地が有名です。酸味と華やかでフルーティーな特徴があります。またキリマンジャロという有名なコーヒーは、タンザニアの高地キリマンジャロ(標高は5,895m)で作られています。

アジア・オセアニア地域:インドネシアのスマトラ島北部で作られるマンデリンが有名です。程よい甘みとどっしりとして深い重量感が特徴です。ベトナムやパプアニューギニアでも作られています。

インドネシアでは、コピ・ルアクというジャッコウネコを通して取り出されたコーヒー豆があります。またタイでは象を通して出てくるブラック・アイボリーという豆もあり、どんな味がするのか興味深いですね。

中南米地域:ブラジル、コロンビア、グァテマラなど生産量も多く有名な産地があります。クセのない上品な味わいや、飲みやすい印象のものが多いです。ジャマイカでは高価なブルーマウンテン(標高2,256mの特定エリアで栽培されているもの)があります。

まとめ

スペシャリティコーヒーは産地を限定しているので、その地域で採れた特徴あるコーヒー豆を選んで買うことができます。

2~4種類をブレンドした豆もよく売っているので、香りや酸味、苦みを調整して個人経営のカフェで独自の味として使ったり、またはカフェチェーン店でも販売されているので、自宅での飲み比べ用に購入してみるのもおすすめです。

私が住んでいる街=京都には、カフェがとても多くて老舗もあります。

そこでは朝ごはんと一緒に酸味があるコーヒーが提供されることが多い印象ですが、個人的には苦いものが好きだったりします。

また、酸味が強すぎずコクのある味だと美味しいと感じることもあり、自分の好みをこれだ!っと固めてしまわずに、飲み比べ続けることをお勧めします。

お湯の温度やドリップのやり方で味わいは変わるので、その変化も楽しんでみてください。

フルーティーな香りが好きな人、どっしりとした苦みのある味で眠気覚ましに飲みたい人など、自宅でのコーヒーを飲むシチュエーションは様々だと思います。

朝ごはんとして、食後のリラックスタイムや、三時のおやつのお供に、またはリモート会議中の気分転換にも、ぜひコーヒーを楽しんでいただきたいと思います!

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