自宅で取り入れることのできる抽出方法として、様々な器具がありますが、安価なものから数万円するものまであり、どれが自分に合っているのか迷ってしまうと思います。
ちゃんとお手入れが続けられるよう、まずはお手軽に使えるものや、インテリアとしてもお部屋にあるとお洒落な抽出器具をこの記事ではご紹介します!
ハンドドリップ
ドリッパーと計量スプーンがあれば、カップに直接のせてコーヒーを抽出できるので、簡単に作れる方法の一つです。
ドリッパーのメーカーはいくつかあって、カリタやメリタ、ハリオが有名です。
穴の数やドリッパー本体の形状が違うので、好みで選んでいただいて大丈夫です。ペーパーフィルターは、各メーカーに合わせたものを購入してください。
ドリッパーとペーパーフィルターが隙間なくフィットしてこそ、美味しいコーヒーが出来上がります。
プラスチック製のものが安価で丈夫です!!
一つ穴のドリッパーはお湯が落ちるのに時間がかかるので味わいが濃くなり、反対に三つ穴だと抽出速度は速く薄めになるが、雑味が出る前に注ぎきることができ、さっぱりした味わいが楽しめます。
台形や円錐形、陶器製やメタル製のドリッパーもあるので、迷ってしまうと思いますが、まずは安価なものでハンドドリップをすることに慣れてから、色々と揃えてみてはどうでしょうか。
フレンチプレス
お手軽に抽出できる器具として、フレンチプレスもおすすめです。
粗挽きの豆とお湯を中にセットして4分蒸らし、フィルターの付いた押さえ(プランジャー)を下げて粉を沈めれば、上にはオイルもたっぷりと染み出たコーヒーが抽出されるので、それをカップに注ぐだけです。
紅茶の茶葉を入れれば、同じ使い方で紅茶も抽出できますので、どちらもよく飲む人は兼用できますね!
また、テーバッグのような形で、ダンク式コーヒーというものがあります。カップに入れてお湯を浸して上下にするだけです。
粉の後処理も簡単で洗い物も出ないので、このような蒸らし方があるのも参考になればと思います。
全自動コーヒーメーカー
忙しい朝に、いつでも簡単に安定した味が楽しめるのが、全自動コーヒーメーカーの良いところ。豆と水をセットしてボタンを押せば、あとは出来上がりまで放っておいて問題なし。
とにかく身支度を急いでやらなきゃいけない人や、同時進行で何かを行動したい人には向いています。
面倒なお片付けも、後でやればいいですからね!!
味にブレがなく、常に新鮮なコーヒーが飲めるので、1台あれば家族みんなで気軽に共有できるものだと思います。
私の周りでは、新婚さんへや新居のお祝いに送る人もいました。価格もだいたい三千円~二万円くらいなので、友人と一緒に送るプレゼントに良いですね。
ネルドリップ
実はフランス発祥らしいのですが、現在は現地では使われておらず、日本のこだわりのコーヒー店で使われているようです。
ネルと呼ばれる柔らかい布の漉し袋を使って、コーヒーの粉を蒸らしてドリップしていくのですが、とても扱いは難しいようです。
まず新品のネルを、コーヒーの粉を加えたお湯で煮て布の匂いを消します。乾くと糊臭くなってしまうので、使用後には水に漬けて保管が必要です。
通常のネルは、綿100%で2枚の布で縫い合わされているのですが、メーカー独自で作られた綿80%でポリエステル20%の、4枚布で縫い合わされたネルドリップが売っています。
そちらを使うと目詰まりしにくいため、同じ味を安定して抽出しやすいようです。
コーヒーの抽出はハンドドリップの作業と同じように見えますが、お湯の温度や注ぐスピード、丁寧にお湯を細く注いでいくので、職人的に技を磨いて慣れていく作業でややハードルは高めです。
守るべきポイントさえ押さえていけば、初心者でも美味しいコーヒーの抽出が可能ですので、温度計とスケールも合わせて揃えることをお勧めします。
ネルドリップでは甘みを含んだ油脂が抽出されるので、まろやかで奥深いコーヒーが飲めます。
老舗の喫茶店を訪れてみて、まずはマスターの技を見てその味を体験してみたいですね。
サイフォンコーヒー
見た目が特徴的なサイフォンコーヒーの抽出器具ですが、その抽出方法も面白いのでコーヒーが完成するまでの過程も見ながら同時に楽しめます。
器具は2人用で六千円程で購入が可能です。3人・5人用もあるようです。
アルコールランプ付属のものか、別でビームヒーターも抽出には必要なので、合わせて購入してください。
1.下側のフラスコにお湯を入れてアルコールランプかビームヒーターで温めます。
2.水よりもお湯から温める方が時間の短縮になります。そしてロートの中にろ過器を入れておき、フラスコに軽くセットします。
3.沸騰し始めたらコーヒーの粉をロートの中に入れて、しっかりとフラスコと接続させると沸騰したお湯がすぐにロートの方へと上がってきます。
4.上がってきたお湯の上にコーヒーの粉が浮き上がってくるので、ヘラを使ってぐるぐる撹拌させて混ぜ合わせます。
5.ロートの中で、泡と粉とお湯に分かれてから30秒ほど待ち、火元を止めるとロートの中にあるコーヒーが下のフラスコに落ちていきます。
6.そうしたら完成です。上のロートを外してフラスコに抽出されたコーヒーをカップに注いでコーヒーを味わってください。
この方法では、高温抽出により立体的な美味しさになるようです。
雑味がなくコーヒー豆の豊かなフレーバーや甘さを素直に引き出せる方法です。またインテリアとしてもカッコよく馴染むと思います。
まとめ
これらの抽出器具は、使い始めてみると簡単で習慣化できるものだと思うので、心惹かれるデザインや価格のものがあれば、試しに使ってみてはいかがでしょうか。
量販店やコーヒー専門のチェーン店でも購入することができるので、身近なものとしてぜひチェックしてみてください。
オンライン販売のコーヒー器具専門店もあるので、見比べながら探してみるのもおすすめです。
どんどんハマって味わいを変えてみたくなるかもしれませんよ!!
コメント