世界各国でコーヒーベルトを中心にコーヒーが生産されています。
その豆の種類も様々ですが、生豆を焙煎してこそコーヒーの味が決まっていくので、どのような焙煎が好まれたり相性が良いのかを、ここではご紹介していきます!
- ライトロースト
- シナモンロースト
- ミディアムロースト
- ハイロースト
- シティロースト
- フルシティロースト
- フレンチロースト
- イタリアンロースト
焙煎とは、生豆を加熱することで組織を膨張させ化学変化にともなう香味成分を引き出す作業で、生豆の中のたんぱく質やでんぷん質の成分が化学変化を起こし、香りや味わいが出てきます。
焙煎のレベル
焙煎の度合いには、基本的に8段階が設定されています。
<浅煎り>
最も浅煎りなのがライトローストと呼ばれる状態で、香りやコクが不足しているため飲料用にはなりません。
次にシナモンローストと言い、色味がシナモンに近い状態です。酸味が強く苦みはないです。
浅煎りで提供されているコーヒー豆は、あまり多くはないと思います。
グァテマラやキリマンジャロ、ハワイコナ、モカマタリが浅煎りに合うものでしょうか。
<中煎り>
ミディアムロースト、ハイローストと順番になりますが、ハイローストあたりから酸味と苦み、甘みのバランスがよくなりストレートコーヒーの個性がわかるようになります。
シティローストになるとスタンダードな焙煎度合いであり、酸味よりも苦みとコクが強く感じられるようになってきます。
ブラジル、ペルーなど中南米の豆が、中煎り~中深煎りでよくカフェメニューにあります。
<深煎り>
フルシティロースト、フレンチロースト、イタリアンローストの順で焙煎が深く進んでいきます。色も茶色くて焙煎直後にオイルも豆の表面に現れてきます。
私の職場では、この深煎りが中心です。
ただしこのレベルの中でも浅く、やや深くなど豆によって微調整されているようなので、一概には度合いで区別するのは難しいようです。
酸味の元となる成分は加熱が始まると最初だけ生豆の状態より増えるので、浅煎り豆の酸味が強いのはこのためです。
しかしすぐに減少していくので深煎りの焦げが進むと苦みとコクが増します。
自宅で焙煎をする方法
カフェに行って焙煎機と煙突がある店だと、いつも新鮮な豆を準備している職人気質なバリスタがいるお店かな?って想像しちゃいますしとってもカッコいいなと思います。
そんな設備は自宅では作れませんが、フライパンサイズの大きさで少量ずつですが手軽に焙煎できる器具もあります。
価格も1万円未満で購入できるものから、数万円するものまであります。
おすすめは、煎り上手という手動の焙煎機が使いやすいといくつかの本で紹介されていました。
コンパクトで価格も六千円程とお手頃なので、私もいつか試してみたいです。
人によってはフライパンで焙煎しちゃう場合もあります。
でも火加減やタイミングは難しいので、これはかなりの練習が必要だと思います。
まとめ
お店を訪れた際、バリスタさんに質問をすると、丁寧に教えてくださる方が多いと思います。
皆さんこだわりの豆を自身のお店に合うように選んでいらっしゃるので、とても勉強になります。
焙煎は、その日の気温や湿度とも調整が必要で、豆の色や形の変化、音や香りの変化も見続けていくので、同じクオリティで焙煎し続けることは大変な作業ですよね。
このようにコーヒー豆にも奥深い違いがあることを知ると、飲むときの気持ちも変わりませんか?
まずはお店で飲んでみて、気になるものをどんどん発掘していってくださいね!
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